中国のTV輸出が3割増、ハイエンドでの韓国優位は変わらず

2015年2月26日 08:48


*08:51JST 中国のTV輸出が3割増、ハイエンドでの韓国優位は変わらず
中国のテレビ(TV)輸出が増えている。2014年の輸出台数は前年比3割増と膨ら
み、世界トップシェアの韓国にも影響を与えた。ただ台数が増えているのはロー・ミ
ドルエンドモデルに限定され、ハイエンドモデルはなお韓国勢が高いシェアを握って
いる。中関村オンラインが24日付で伝えた。
中国税関総署の発表によると、2014年1~11月の統計で、中国のテレビ輸出台数は
6886万台と、前年同期比で27.8%増加した。金額では25.5%増の125億8000万ドル
(約1兆5000億円)に達している。業界大手のスカイワースやTCLなどが輸出を重要事
業成長戦略に据えているためだ。
この結果、世界市場でトップシェアを誇る韓国サムスン電子は、14年第3四半期の
販売シェアが25.5%と、第2四半期に比べて6.3ポイント低下。第2位のLG電子のシェ
アも16.5%と、同2ポイント低下した。
しかし、大型画面や4Gなどのハイエンドモデル製品に限った場合、サムスン電子
とLGがそれぞれ50.3%、17.5%に上る。依然として高いシェアを保った。

【亜州IR】《ZN》

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