三菱自、ジュネーブショーで新PHEVシステム搭載の小型SUVなどを初披露

2015年2月25日 22:54

 三菱自動車は25日、3月3日から15日まで開催される第85回ジュネーブ国際自動車ショーに、新たなPHEV(プラグインハイブリッドEV)システムを搭載する小型SUVのコンセプトカー「MITSUBISHI Concept XR-PHEV II」を世界初披露するほか、今夏より欧州で販売を開始する予定の新型ピックアップトラック「L200」を欧州初披露すると発表した。

 「MITSUBISHI Concept XR-PHEV II」は、「アウトランダーPHEV」に次ぐプラグインハイブリッドEVの第2弾を想定。同社では、「環境への貢献」「走る歓び」「確かな安心」の3つを柱とした次世代先進技術「アット・アース・テクノロジー」の開発を推進しており、環境対応技術ではとりわけ電動車両技術に注力し、将来の展開を見据えて車種毎に最適なPHEVシステムの開発に取り組んでいる。

 同コンセプトカーで提案する新たなPHEVシステムは、都市型クロスオーバーに最適な小型・軽量・高効率なFFタイプとしており、プラグインハイブリッドでトップレベルの低CO2排出量40g/km以下に抑えるとともに、レスポンスよく滑らかで力強い走りを実現する。

 「L200」は、昨年11月にタイで発売した新型ピックアップトラック「トライトン」の欧州仕様。働くクルマとしての機能性・信頼性を向上しながら、乗用車のように快適な移動空間を提供する「究極のスポーツ・ユーティリティ・トラック」を目指して開発された。2.4L MIVECディーゼルターボエンジンは欧州規制に合わせて仕様の最適化を図り、クラストップレベルの低CO2排出量169g/kgを実現。

 また、4つの走行モードを備え、あらゆる路面で最適な走りを提供する、「パジェロ」譲りの「スーパーセレクト4WD-II」を搭載し、優れた走破性を実現している。新型ピックアップトラック「トライトン」「L200」は、最終的に約150カ国での販売を計画している。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る

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