NECソリューション、投影映像を手でタッチ操作できる仮想空間映像装置を開発

2015年2月24日 15:25

 NECソリューションイノベータは24日、対象物の動きに合わせて投影する可動型プロジェクタと3Dセンサによるジェスチャー認識を組み合わせた新たなユーザインターフェースを実現するインタラクティブプロジェクションシステム(Interactive Projection System、IPS)を開発したと発表した。

 IPSは、対象物の動きに合わせて投影する可動型プロジェクタと3Dセンサによるジェスチャー認識技術を組み合わせ、プロジェクタから投影した映像を指や手のひらを使って操作できるもの。たとえば、飲食店が提供する映像コンテンツを店内のテーブルの上に投影し、そのテーブルに座った利用者が指や手のひらで操作することが可能だ。

 また、ショールームで複数の汎用プロジェクタを使用してプロジェクションマッピングを行い、部屋全体を現実的仮想空間体験(REVISE)環境にすることで、使い勝手やデザインの変更など、指や手のひらを使って操作することができる。

 さらに、ホテルやショッピングモールにあるREVISE環境に連携アプリケーションが動作しているスマートフォンやタブレットなどをかざすことにより、シームレスなサービスを受けることができるようになるという。このシステムは、今後様々な実証実験を重ね、実用化に向けた機能強化を行っていく方針だ。

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