ギリシャ政府のジレンマ:国際債権者 VS 国内有権者

2015年2月23日 13:15


*13:18JST ギリシャ政府のジレンマ:国際債権者 VS 国内有権者
本日23日、ギリシャ政府は、4カ月間の融資延長の条件である経済措置リストを提出する。


経済措置リストは、欧州委員会が検証し、24日のユーロ圏財務相会合(電話会議)で協議される。

しかし、経済措置リストが不十分だと即断された場合、本日、緊急ユーロ圏財務相会合が開催される。


ギリシャ反緊縮政権は、ギリシャが救援を受ける条件である「緊縮財政措置」の破棄を公約にしてギリシャ国民の支持を得たことで政権を獲得した。


経済措置リストでは、緊縮財政措置を緩和することになるかもしれないが、破棄されていないことで、公約違反となり、ギリシャ反緊縮政権は、デフォルト(債務不履行)を避けるという経済的な勝利をしたものの、政治的には敗北する可能性が高まることになる。《MY》

関連記事

最新記事