ファイザー、男性型脱毛症治療薬「フィナステリド錠」の承認を取得 後発医薬品として日本初

2015年2月23日 11:47

 ファイザーは20日、後発医薬品では初めての成分となる「フィナステリド錠0.2mg/1mg「ファイザー」」の製造販売承認を今月19日付で取得したと発表した。今後準備が整い次第、発売する予定。男性型脱毛症の治療薬である「フィナステリド」は、国内では2005年12月に先発品が発売されているが、今回、この成分の後発医薬品としては国内で初めて承認を取得したことになる。

 米国ファイザー社は、男性特有の疾患であるED治療薬の先発薬「バイアグラ」を開発および販売し、世界中に普及させた。ファイザーは今後、男性型脱毛症の治療薬である「フィナステリド」を発売することで、こうした疾患に悩みを持つ男性患者のQOL(生活の質)の向上にさらなる貢献ができると考えている。

 ファイザーでは、自社の長期収載品と後発医薬品の区別なく、「大切に、長く使われていく標準的な治療薬」をエスタブリッシュ医薬品として取り扱っていくという。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る

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