社長の平均年齢は59歳 上昇傾向変わらず=帝国データバンク
2015年2月22日 21:40
帝国データバンクがまとめた社長の年齢と2014年の1年間における社長の交代状況の分析結果によると、社長の平均年齢の推移は、一貫して上昇を続けており、2014年は59.0歳と過去最高を更新した。また、社長交代率の推移を見ると、2014年は3.83%となり、2年連続で前年を上回ったものの、依然として低水準にとどまっている。
業種別に社長の平均年齢を見ると、最も高かったのは不動産業の60.9歳となった。次いで、製造業の60.5歳、卸売業の60.0歳が続く。業種細分類でも不動産業の高齢化が際立つ一方、携帯電話ショップなどを含む「通信付帯サービス」やIT関連業種の平均年齢の低さが目立つ。
年商規模別の平均年齢を見ると、「1000億円以上」の60.7歳が最も高く、「1億円未満」の59.9歳がこれに続いた。規模が小さいほど70代や80歳以上の社長が多くなっている。
都道府県別に見ると、最も平均年齢が高かったのは岩手県の61.1歳で秋田県の60.6歳がこれに続く。最も低かったのは滋賀県の57.5歳となった。
今回の調査では、2014年12月末時点の企業概要ファイル「COSMOS2」(約145万社収録)から「株式会社」「有限会社」114万4167社のデータを抽出し、分析した。(記事:町田光・記事一覧を見る)