司法試験の勉強をクラウド上で支援する学習システム「資格スクエアクラウド」

2015年2月12日 22:03

 オンライン資格試験予備校を運営するサイトビジットは12日、資格試験対策のクラウド化を実現した新しい学習システム「資格スクエアクラウド」の提供を開始したと発表した。今後、国家試験として最難関のひとつである司法試験予備試験を皮切りに、行政書士、宅建、中小企業診断士向け講座の提供を順次開始していくという。

 今回提供される新しい学習システムの大きな特徴は、クラウド上で独学で行う資格試験のための勉強を支援することにある。資格試験を受けようとする受験者、特にオンライン講座(eラーニング)受講生は、講義を聞く時間よりも、はるかに多い時間を独学で勉強している。

 しかし、そのときに利用するノート、単語帳や質問の内容の多くは、受講生に全てに共通しており、これらが共有ができると勉強の効率の向上が図れるが、現状はそれを支援する仕組みが提供されていない。また、法律や判例などを効率的に参照できる仕組みもなく、法律関連の資格取得を目指して、独学で勉強するには不便であった。

 そこで、同社は、今回提供する学習システムで、過去の質問や各自の単語帳が、全てクラウド上で共有でき、また、自分でオンライン上のレジュメを自由に編集することや、条文や判例について、すぐに参照できるようリンクを張れるようにした。いわば「クラウドスタディ」を実現するものとして、画期的なシステムとなっている。

 今後は、問題学習システムにもリリースし、クラウド化による正答率の集積とそれによる効率のよい復習、苦手分野の克服ができるようにしていくという。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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