ウェザーニューズ、超小型独自衛星「WNISAT-1」の地磁気データを公開
2015年2月11日 11:14
ウェザーニューズは10日、同社が2013年11月に打ち上げた超小型独自衛星「WNISAT-1」によって観測された地磁気データをWebサイトで公開したと発表した。
衛星の運用を行うウェザーニューズの「Space Vehicle Operation Center」は、「WNISAT-1」の地磁気データをモニタリングし、磁気変動(磁気嵐)の監視を行っている。磁気嵐は太陽フレアに伴って放出される太陽プラズマが地球に向かって吹き付けられることにより、地磁気が通常の状態から激しく変動する現象で、通信機器障害を引き起こしたり、特に変動が大きくなる北極など高緯度地域では、航空機や船舶の安全運航に影響を及ぼす恐れがある。
同社は今後、実際に磁気嵐が発生しているかどうかや地磁気への影響の大きさの検証を進め、北極域における航空機や船舶の安全運航の支援に役立てていくという。