NECネッツエスアイ、最新のICTを活用した在宅ワーク実証実験を開始

2015年2月10日 17:55

 NECネッツエスアイは10日、最新のICTを活用し、従来在宅ワークの抱えていた課題を解決する「在宅勤務ソリューション」の実用化をめざし、自社において、育児中の女性を中心に在宅ワークの実証実験を開始したと発表した。

 同社では、2007年より、ICTと在宅ワークを活かすオフィス設備/空間デザインの融合により社員の働き方を変革するソリューション「Empowered Office」を提唱し、その成果を顧客企業のオフィス作り、働き方改革へと横展開し実績を重ねてきたという。

 また、特に育児中の女性が働きやすい環境づくりを目指して、女性社員の有志メンバーが社内プロジェクト「ウーマンズプロジェクト」を発足し、管理、仕組み、運用面から検討を進め、今回の実証実験のスタートとなった。3カ月間の実証実験を通じ、その課題や成果を検証・改善していく考えだ。

 実施期間は2015年1月~2015年3月末まで、本社地域に勤務する21名が参加する。最新のICTを活用する事で、オフィスやこれまでの働く時間の枠を越えた変則型ワークスタイルを採用し、育児に従事する女性社員がライフスタイルにあわせた業務計画を立て遂行することを可能にした。在宅ワーク時はプレゼンスツールの在/不在機能と連動させることにより、勤務の合間に育児をするなどの変則的な時間活用を自動で計測するツールを開発、勤怠管理の問題を解決した。

 離れた場所でのワーク課題については、オフィスにいる上司やプロジェクトメンバーとはWeb会議やインスタントメッセージ、プロジェクト管理ツールを活用してコミュニケーションやコラボレーションワークを行い、チームによる協働作業となる。また、在宅勤務を実現する上では重要なセキュリティの課題についてもシンクライアントシステムを利用し、安全に社内情報、システムにアクセスできる環境を構築している。

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