中国:日産インフィニティ、第2弾現地生産車と輸入車を投入へ
2015年2月9日 13:24
*13:25JST 中国:日産インフィニティ、第2弾現地生産車と輸入車を投入へ
日産自<7201>高級車ブランドのインフィニティは、中国での製品ラインナップを強化する。「インフィニティ」向けの生産を行うための現地合弁会社として昨年に設立された「東風英菲尼迪汽車公司」の雷新・執行副総裁は、このほど開催したメディア発表会で、現地生産第2弾となるクロスオーバー「Q50X」のロングホイールバージョンを今年3月に、Cクラスセダン「Q70L」(日本名「フーガ」のロングボディ)の輸入車を今年第2四半期中にそれぞれ市場投入すると予告している。中国経済網が6日付で伝えた。
日産は昨年9月、現地パートナー企業の東風汽車公司との折半出資で「東風英菲尼迪汽車公司」を設立。湖北省襄陽工場で現地生産モデルの第1号となる「Q50L」(新型日産スカイラインの海外版「Q50」をベースに開発した中国専用のロングホイールベース車)の生産を11月に始めた。
インフィニティの昨年の中国販売は、前年比76%増の3万46台に急拡大。高級車ブランドの中で最速の伸びを示した。高級車の中国販売シェアは2%に達している。販売台数の拡大と正比例し、ブランド力も大幅に増強された。第3者機関の報告によれば、14年末時点でインフィニティブランドの中国知名度は、前年上半期に比べて3割を超える幅で上昇したという。
販売ネットワークも拡充中。中国ディーラー数は14年末時点で85社に達し、前年に比べて19社増えた。15年はさらに20-30社増やす計画。1-2線都市の販売網を強化する。これと並行して、3-4線都市の開拓を進める方針だ。
【亜州IR】《ZN》