光ファイバの通信距離を倍増させる信号処理技術

2015年2月7日 11:20

あるAnonymous Coward 曰く、 ロンドン大学(UCL)の研究者らは、光ファイバ長距離伝送時のエラーを減らすことのできる新たな信号処理手法を開発した。大洋横断サブマリンケーブルでの実証実験では、エラーなしの伝送距離が従来の3190kmから5890kmと大幅に伸びたという(UCLTECHIENEWSnatureSlashdot)。

 この手法は、ケーブルがが地下や海底に埋設されている場合に有効で、異なる光チャネル間で発生する相互作用を元に戻すことで伝送距離を改善するものだとしている。現在、一般的なデジタルケーブルテレビ(64QAM)、ケーブルモデム(256QAM)とイーサネット接続(1024QAM)での応用も研究している模様。

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