NEC、生体認証が短期間導入できる統合ID・アクセス管理ソフトを発売

2015年2月4日 15:28

 NECは4日、IDとアクセス権限の統合管理を可能とするソフトウェア「WebSAM SECUREMASTER」の新製品を販売開始したと発表した。

 新製品は、業務システムへのログイン時に、NECの指ハイブリッド(指紋+指静脈)認証や顔認証と業務システムを組み合わせることができる「共通認証テンプレート」を提供する。これにより、追加のシステム開発が不要となり、追加開発する場合と比較して導入期間を約4分の1に短縮することが可能となる。

 さらに、ICカード認証など生体認証以外の認証方式を追加することや、これらを組み合わせた認証順序が設定可能で、法人向けサービスの拡大にともなう利用端末の多様化、社内でのBYOD利用、共用IDの残存など、端末側で強固な認証を徹底できないケースから業務システムを守る。

 また、従来の業務システムでの利用に加え、法人向けサービスのID管理基盤としても利用できるよう最大1000万件までのIDの統合管理を可能した。さらに、IDの払い出し処理性能を従来比4倍にした。 これにより、IDの新規発行やIDに含まれる個人情報の変更を秒間400件、パスワードの変更処理を秒間900件処理することが可能になる。

 価格は 「WebSAM SECUREMASTER EnterpriseIdentityManager」が278万円~、「WebSAM SECUREMASTER EnterpriseAccessManager」が385万円~である。

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