丸紅情報シス、米Stratasysの3Dプリンタ向け材料8カラーASA樹脂を発売

2015年2月4日 10:51

 丸紅情報システムズは3日、取扱い製品であるストラタシス社(Stratasys Ltd)の3Dプリンタン向けの新しい造形材料の販売を開始すると発表した。

 今回ASA(Acrylate Styrene Acrylonitrile)樹脂材料に、新しく8種類のカラー材料を追加した。これまで、アイボリー・ブラックの2種類だったが、今回、新たに赤・オレンジ・黄色・緑・青・白・ダークグレイ・ライトグレイが追加され、全10種類となる。

 ASA樹脂は耐候性に優れ、衝撃に対する耐性が高いため、屋外使用製品の材料としても多く活用されている。ストラタシスの3Dプリンタ、Fortusシリーズの上位機種ではこのASA樹脂を造形材料として、優れたFDMテクノロジーによって高強度・高精度モデルが造形可能であり、DDM(Direct Digital Manufacturing:実用製品の直接生産)においても活用されている。

 今回、ASA樹脂材料の色彩表現の幅が広がったことにより、造形後に塗装をしなくても、用途に適した材料色での造形が可能となるため、機能テストや組付け確認といった試作用途はもとより、屋外で使われる製品、部品のDDMとしても活用が広がるとしている。

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