住友化学、日立金属の化合物半導体材料事業を4月に買収

2015年2月3日 18:05

 住友化学は3日、日立金属の化合物半導体材料事業を4月1日に買収すると発表した。

 今回、同社が買収するのは、日立金属が手がけてきた窒化ガリウム(GaN)基板・エピウエハや、ガリウムヒ素(GaAs)エピウエハなどに関連した事業。化合物の半導体は、シリコンなどの単元素の半導体に比べ、電子の移動速度が速いため、スマートフォン向けなどの電子部品の材料やLEDなど産業の各分野に広く使われており、今後は次世代パワーデバイスへの利用が期待されているという。

 同社では今後、日立金属のリソースと同社の量産技術を組み合わせ、現在、同社が取り組んでいる次世代GaNエピウエハの事業化を加速させるとしている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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