1月の新車販売は前年比19%減 消費税増税前の駆け込み需要の反動減

2015年2月2日 22:41

 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は2日、1月の国内新車販売台数を発表した。それによると、全体の販売台数は40万1366台で、前年同月比19.1%減となった。前年比マイナスは2カ月ぶり。消費税増税前の駆け込み需要が大きかった反動による。このうち、軽自動車を除く登録車は23万7170台で、前年同月比18.9%減と、6カ月連続で前年を下回った。

 乗用車では、マツダとスバル(富士重工業)が、新型車などの販売が好調だったものの、それ以外の7ブランドは前年割れとなった。トヨタ自動車は7カ月連続、日産自動車は12カ月連続のマイナスとなった。

 トラックなどの大型車は、増税前の駆け込み需要があまり起きなかったことから、日野自動車など4ブランドとも前年を上回った。

 軽自動車の販売台数は16万4196台で、前年同月比は19.4%減となった。1月としては過去最高だった昨年1月に次ぐ水準となったが、2カ月ぶりに前年を下回った。メーカー別では、日産が同2.1%増と前年を上回ったものの、他のメーカーは軒並み前年を下回った。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

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