大塚家具:創業者勝久氏長女の大塚久美子氏が社長に復帰

2015年2月2日 13:39

【2月2日、さくらフィナンシャルニュース=東京】去年の7月23日に、大塚家具(東証ジャズダック、証券コード8186)の社長を解任された大塚久美子取締役(46)が、1月28日付で社長に復帰する人事を発表した。

 同社は、久美子氏の実父の創業者・大塚勝久氏(71)が1969年に創業し、現在も会長兼社長を務めている。久美子氏は、一橋大学経済学部を91年に卒業後、富士銀行に入行して、94年に大塚家具に入社。96年から2004年まで取締役等を務めるが、いったん退任し、2009年に社長に復帰したが、去年の7月に取締役会で社長を解任された。2004年の退社についても、実父との間で、経営方針等の確執があったものとみられる。

 勝久氏は、埼玉県立春日部高校を卒業後、大塚家具を一代で500億円を超える企業に育てた。3歳年下の妻・大塚千代子氏(68)も、春日部女子高校卒。

 今回の騒動では、長女の久美子氏と、次女の大塚舞子氏、三女の佐野(旧姓大塚)智子氏、二男の大塚雅之氏に対して、勝久氏・千代子氏夫妻と、長男の勝之氏が対立する構図になっているものとみられ、去年2014年1月に、兄弟姉妹の資産管理会社「ききょう企画」では、大塚家具・取締役で長男の勝之氏、同じく監査役で母の大塚千代子氏が解任されるなどしている。【了】

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