ウィラーグループ、北近畿タンゴ鉄道を「京都丹後鉄道」として4月から運営

2015年1月31日 21:37

 WILLER ALLIANCEは29日、鉄道事業会社「WILLER TRAINS(ウィラートレインズ)」を設立し、京都府北部と兵庫県北部に約114kmの路線を持つ第三セクター鉄道「北近畿タンゴ鉄道」の運営および列車の運行を4月1日から開始し、「北近畿タンゴ鉄道」の名称を「京都丹後鉄道」に変更すると発表した。

 運営にあたり、「鉄道を基軸とした高次元交通ネットワーク」による「住みやすいまち・行ってみたいまち」を作ることに取り組み、今後、バス事業者など他の事業者などとのサービス連携を進めていくという。

 新名称の「京都丹後鉄道」は、沿線の「丹後」、「丹波」、「但馬」の3つのエリアが含まれる「丹州」の意味を込め、「丹鉄」という愛称とする。また、京都府舞鶴市と兵庫県豊岡市を結ぶ「宮津線」のうち、宮津駅(京都府宮津市)より東の区間を「宮舞線」、西の区間を「宮豊線」の通称に変更する。また、宮津線の6駅、宮福線の1駅の名称をそれぞれ変更する。このほか、ウェブサイトのURLなどを変更する。なお、4月1日以降も現在の定期券や回数券などを利用できるとしている。

 また、開業に合わせ、京都丹後鉄道の全路線・全列車が1日乗り放題となる「京都丹後鉄道開業記念フリーきっぷ」を各駅で4月1日から(インターネット予約受付は2月1日10時から)、1,000枚限定で発売する。料金は大人1,200円、子ども600円(7つの特別デザインのフレーム付きセットは、1,000枚のうち100枚限定で12,000円)。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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