いすゞ、大型路線バス「エルガハイブリッド」を改良 軽量化と加速性能を向上
2015年1月29日 17:06
いすゞ自動車は29日、大型路線バス「エルガハイブリッド」を改良して発売したと発表した。
「エルガハイブリッド」はモーターによる走行とエンジンアシストや減速時の効率的なエネルギー回生を通じた省燃費走行と、低CO2・低排出ガスを両立した低公害車である。
環境性能に優れた7.8リットル6HK1-TCCディーゼルエンジンを搭載し、重量車モード燃費は平成27年度重量車燃費基準+10%を達成、低排出ガス車認定の取得により新車購入時の自動車取得税および自動車重量税が100%の免税となるとともに、九都県市低公害車指定制度の平成21年基準「優」低公害車に適合している。
今回の主な改良点は、加速性能の向上を目的に、走行モードにローモードを追加した。自動変速式マニュアルトランスミッションの自動シフトアップ変速ポイントを高回転側に設定することで、合流及び登坂時等、加速性能が要求される場面において、加速性能を向上させた走行が選択可能となる。
また、車体の軽量化により、最後部席の定員を1名増員した。さらに、運転席背面への客室向けハイブリッドモニターをオプション設定で追加した。車両のハイブリッドシステム作動状態を車内モニターで表示することにより、環境にやさしいハイブリッドバスであることを乗客に伝えることが可能となった。
東京地区の希望小売価格は、3,131万8,920円(税込)で、目標販売台数は年間100台である。