DNPと北海道コカ・コーラ、円山動物園でiBeaconを使ったスタンプラリー実験

2015年1月29日 16:55

 大日本印刷(DNP)と北海道コカ・コーラボトリングは29日、札幌市円山動物園(札幌市中央区)で、アップルの無線通信技術「iBeacon(アイビーコン)」を使った実証実験を共同で2月5〜11日に行うと発表した。

 この実験は、地域のイベント情報やグルメ情報などをプッシュ発信できる次世代自動販売機の開発を目的として行われるという。実験では、園内の3か所にある飲料用自動販売機と、園内にある喫茶店「ネイチャーアース・カフェ」に、iBeaconによる通信システムを組み込む。

 スタンプラリーへの参加を希望する入園客は、手持ちのiPhoneまたはiPad(iOS 7以上)に、DNPが開発したアプリ「Sitekicker+(サイトキッカープラス) for スタンプラリー」(無料)をあらかじめダウンロード、インストールする。そして、実験対象の自動販売機や「ネイチャーアース・カフェ」に近づくと、自動的にスタンプがiPhoneやiPadの画面に配信される。

 また、自動販売機周辺にいる動物の詳しい情報や、札幌市内のグルメやイベントなどの情報が見られるようにする。参加者は3か所のスタンプを集め、ゴール地点で終了画面を見せると北海道コカ・コーラボトリングや円山動物園のオリジナル商品がもらえるようにする。なお、参加者にはアンケートに協力してもらい、次世代自動販売機の実用化に役立てるという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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