ホテル・ユーロからのチェックアウト

2015年1月28日 14:25


*14:25JST ホテル・ユーロからのチェックアウト
ギリシャの反緊縮政権は、2月末のギリシャ救援プログラムの期限に向けて、トロイカ(欧州連合EU・国際通貨基金IMF・欧州中央銀行ECB)に対して、緊縮財政の緩和、そして、債務減免の要請を行っていく。
ギリシャの債務減免が認められた場合、ドイツなど債権国での反発を招き、スペインなど債務国の債務減免圧力が増大し、欧州連合での疑心暗鬼が拡大する。

ファロファキス・ギリシャ新財務相は、ギリシャは、ユーロ圏に留まりながら、デフォルト(債務不履行)すべきだという持論を展開してきた。そして、「ギリシャは、ユーロに参加すべきではなかったが、入ってしまった以上、離脱は崖から落ちるようなものだ。いつでもチェックアウトできるが、決してホテルから去ることは出来ない『ホテルカリフォルニア』がギリシャの立場を表している」と述べている。
ギリシャの新財務相は、ホテル・ユーロにチェックインした後、宿泊代金を所持しておらず、自己破産を主張する人物であるらしい。《MY》

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