三井不動産、米マンハッタンで過去最大の民間開発に参画
2015年1月26日 21:27
三井不動産は26日、同社の米国子会社を通じて、ニューヨークマンハッタンにおけるオフィスビル「(仮称)55ハドソンヤード」の開発事業を推進することを決定したと発表した。
同事業はマンハッタンにおける最大級の複合開発である「ハドソンヤード」を構成するオフィスビル群のうちの1棟で、マンハッタンでの日系企業による開発事業のなかでは、延床面積において過去最大の事業規模となる。竣工は2018年の予定で、「ハドソンヤード」の開発を主導する「リレイテッド」および「オックスフォード」との共同事業となる。
「ハドソンヤード」再開発はマンハッタン西側に位置し、アメリカでの開発総延床面積において、過去最大の民間開発事業である。合計約11ヘクタールの開発敷地をもつプロジェクトで、コーチ本社やロレアルアメリカ、SAP、タイムワーナー本社などが入居予定のビルを含む5棟のオフィスビル、高級百貨店ニーマン・マーカスがマンハッタンに初出店する商業施設、高層分譲および賃貸住宅、高級ホテル、文化施設、学校などによる複合開発が行われる。
そのなかに建設される「(仮称)55ハドソンヤード」ビルは、オフィスを主要用途とした地上51階建、延床面積約11万8000平方メートルの建物で、同社の今後の海外事業にとっての旗艦物件として位置づけられるという。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)