日産、自動ブレーキ機能をほぼ全車種への搭載を2015年中に完了と発表

2015年1月24日 10:19

 日産は23日、「エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)」の採用車種を拡大し、2015年度中に、日本で発売している電気自動車、商用車を含むほぼすべてのカテゴリーに搭載を完了すると発表した。

 「エマージェンシーブレーキ」は、現在「スカイライン」、「エクストレイル」、「セレナ」、「ノート」、「日産デイズ」、「日産デイズルークス」の6車種に搭載されている。

 今回の搭載車種拡大の発表は、同社が2020年までに自動運転技術の実用化につながる要素技術を活用することで、これらの技術がもたらす自動車運転時の安全性をより早くドライバーに届け、メリットを享受してもらうためであるという。

 要素技術には「カメラ認知技術」や「操作自動化技術」があり、これらの技術は「エマージェンシーブレーキ」だけではなく、「アラウンドビューモニター」、や「インテリジェントパーキングアシスト」、および「スマートルームミラー」などの機能として取り入れられている。そこで、同様にこれらの機能を搭載する車種の拡大も図っていくとしている。

 同社の安全技術は、国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構が実施する予防安全性能アセスメントの評価で、「スカイライン」、「エクストレイル」、「ノート」の3車種は、最高ランクのJNCAP「先進安全車プラス(ASV+)」に選定され、その安全性が高く評価されている。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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