岩崎電気、横浜スタジアムに日本初のLEDナイター照明を納入

2015年1月21日 21:37

 岩崎電気は21日、横浜DeNAベイスターズの本拠地球場となっている横浜スタジアム(横浜市中区)にLED投光器「LEDioc FLOOD DUELL(レディオック フラッド デュエル)」および照明システムが採用されたと発表した。本シーズンから運用を開始する予定。

 横浜スタジアムでは現在、2000~2001年に設置された高効率メタルハライドランプ306台と高演色メタルハライドランプ402台が使用されているが、これを同社製の高演色形LED投光器660台に置き換える計画となっている。プロ野球の試合に必要な照度を従来と同等以上に確保しながらも、業界最高レベルの高効率LED化と器具数の削減により、総消費電力を56%減らすことができるとしている。

 設置されるLED投光器は、平均演色評価数Ra80で、色温度は5000K(ケルビン)で、25~100%点灯の調光機能を持つ。また、テレビカメラなどによるハイビジョン撮影に対応し、独自の電源回路設計によるフリッカレス点灯により、スーパースロー再生で使われるハイスピードカメラ撮影時の「ちらつき」を防げるという。さらに、眩しさを低減させるほか、「初期照度補正機能」によって設置時から製品の寿命に達する末期まで、同じ明るさを維持することができるという。

 このほか、安全性を考慮し、誘導雷サージによる故障を防止するための「耐雷サージ電圧15kV(コモンモード)」を搭載するほか、照明の前面カバーに強固なポリカーボネートを採用し、130km/hの硬式ボールの衝突にも耐えられるようにしたという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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