シャープ、法人向けWi-Fiネットワーク事業に参入 高速・広エリアの中継端末を開発
2015年1月21日 12:27
シャープは20日、法人向けWi-Fiネットワークソリューション事業に参入すると発表した。同社が携帯端末事業で培った通信技術を活かし、幅広いエリアで安定した高速接続が可能なWi-Fiアクセスポイント(中継端末機)を新たに開発、2015年度上期より販売を開始する。
新機は、増設のためのLAN配線工事が不要でWi-Fiアクセスポイント間を無線で連携させる「無線バックホール方式」を採用した。安定した高速接続が可能で、セキュリティー性能にも優れているほか、少ない工事費でWi-Fiアクセスポイントを増設し通信サービスの提供エリアを拡大できる。場所を特定せずフレキシブルに設置できるので、高品位な通信環境を手軽に整備することが可能である。
また、同社はこれに加え、その他ネットワーク接続が可能な情報機器と連携したソリューション提案やメンテナンス、設置工事の提供も推進する。Wi-Fi無線通信サービスに高い需要が見込まれる屋外公共スペースや商業施設、リゾートホテル・教育施設・病院・レストラン街の共有スペースのほか、地域の防犯・防災ネットワークの環境整備への活用など、様々な用途に合わせソリューションを提供していく方針だ。