Steam for Linuxのバグ、予期せぬ「rm -rf "/"*」
2015年1月18日 14:39
Steam for LinuxでSteamのデータ保存用ディレクトリを別の場所に移動した結果、ユーザーのファイルがすべて消去されてしまったというバグリポートが出されている(Neowinの記事、本家/.)。
このユーザーは「~/.local/share/steam」フォルダーを別のドライブに移動し、元の場所にシンボリックリンクを張った。その結果Steamが起動しなくなり、新しい場所を指定しても解決せずにSteamはクラッシュ。再起動すると自動的に再インストールが行われ問題は解決したように見えたが、ルートディレクトリ以下すべての場所(マウントされている外付けドライブも含む)から、このユーザーのファイルが再帰的に消去されてしまっていたという。
同様のトラブルに遭遇した他のユーザーが、Steamのスクリプトで見つかった問題点を指摘している。スクリプトはある時点でデータの保存場所を「$STEAMROOT」にセットし、後で「rm -rf "$STEAMROOT/"*」を実行する。しかし、データの保存場所が移動されると「$STEAMROOT」が空の文字列を返すため、「rm -rf "/"*」が実行され、予期しない削除が実行されるというものだ。 スラッシュドットのコメントを読む | Linuxセクション | Linux | バグ | ゲーム | IT
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