日野自動車、インドネシアでモジュール化による中型トラック第一弾品を発売

2015年1月16日 11:55

 日野自動車は16日、インドネシアで中型トラックの新モデルを発表した。この新型車は、日野がかねてより開発を進めていたモジュール化による市場適格車の第一弾として、インドネシアに導入したもの。また、新モデルの生産が海外で最初に立ち上がるのは、初めてのことだという。

 日野は、2012年4月に公表した中期経営計画で掲げた成長戦略のための施策のひとつとして、モジュール化による市場適格車の開発を進めてきた。商用車は、積み荷や用途が多種多様であることから、車型の設定数が多くなる一方で1車型あたりの台数は少なく、いわゆる多品種少量生産となるのが特徴だ。また、車型が増えるに従い部品の種類も増える傾向にある。

  そこで、モジュール化の考え方を採用して開発を行い、基幹部品であるコア部品と、カスタマイズするための周辺部品に分け、コア部品は共通化を進めて日本で集中生産する一方、周辺部品を中心に現地調達を増やすことで、市場ごとに異なる多種多様な適格モデルを、作り分けることにした。これにより、より短いリードタイムで納品することが可能となる。

関連記事

最新記事