日本郵便、ゆうパックの受取利便性向上にむけ受取ロッカーを設置 当面は楽天と連携
2015年1月15日 15:50
日本郵便は15日、一人暮らし世帯や共働き世帯の方等、不在がちの人がインターネット通販等を利用して購入した商品を簡単かつ自由に受け取れるよう、ゆうパックの受取りのためのロッカーを設置し、4月から新サービスを開始すると発表した。
当サービスの仕組みとしては、まず利用者がECサイト等で商品購入する際、受け取りたいロッカーを指定すれば、ゆうパックで品物が指定のロッカーに配達される。次に購入者には、EC事業者を通じてロッカーへ荷物が配達されたこととロッカーの扉の開錠のために必要な認証番号等が伝えられ、購入者は、この番号を入力してロッカーの扉を開錠し、荷物を受け取るというもの。
日本郵便は、このサービスにおける購入のニーズ等を確認するため、当面の間、試行的に実施するとのことで、この期間中は楽天と協力し、同社が運営する「楽天市場」の出店事業者からの商品購入においてサービスを提供する。
ロッカーの設置場所は、渋谷郵便局、世田谷郵便局ほか東京都内の集配業務を受け持つ郵便局等30か所程度を予定。ロッカーの設置場所その他の詳細は、日本郵便のホームページ等で順次報告していくという。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る)