グンゼ、信州大と共同で軽量・安全・洗濯耐久性に優れたニット素材を開発
2015年1月15日 13:16
グンゼは14日、信州大学と共同で、軽量で安全、かつ洗濯耐久性に優れた導電性繊維「有機導電性繊維」を使用したニット(編物)素材を開発し、同日から東京ビッグサイトで開催される「第1回 ウェアラブル EXPO(装着型デバイス技術展)」に出展したと発表した。
今回、日産自動車と山梨大学、信州大学が共同開発した「有機導電性繊維」を使用し、グンゼと信州大学が共同でウェアラブル対応を目指したニット素材を開発した。「有機導電性 繊維」は導電性のある高分子を繊維化したもので、金属煉り込み型や金属コーティング型の従来の導電性繊維に比べて、①洗濯耐久性や②人体に対する安全性に優れ、かつ③軽量で装着型デバイスに適することが期待できるという。さらに、ニット編物構造にすることにより④伸縮性が付与でき、身体にフィットして動きやすく、ウェアラブルに適した特性も期待できるとしている。
今後、2015年度中の肌着 ・ストッキング形状の「スマートテキスタイル」製品の開発を目指す。