女性主人公が登場するゲームは売り上げが下がる?
2015年1月14日 12:52
insiderman 曰く、 ゲームパブリッシャは女性キャラクターがその物語上で重要な役割を果たすことを好まない、という話がArs Technicaで取り上げられている。
記事では、フランスのDONTNOD Entertainmentが開発を手がけるゲーム「Life is Strange」というゲームが「主人公キャラクタが女性」という点でほぼすべてのパブリッシャ候補から敬遠され、スクウェア・エニックスだけが唯一これを認めてくれたと述べられている。
「Life is Strange」のゲーム内容についてはファミ通の記事が詳しいが、主人公は高校生の女の子で、時間を戻す能力を使って謎を解決し友人を救う、というもののようだ。
DONTNOD Entertainmentではこれ以外のゲームにおいても主人公が女性であるという理由でパブリッシャから敬遠されたことがあるという。背景には「女性が主人公だと売り上げが下がる」という統計があるようで、「男性ヒーローだけが登場するゲームは女性ヒーローが含まれるゲームと比べて25%売り上げが多い」という話もあるという。
ゲームパブリッシャが女性主人公を避けた例としては、「Assassin's Creed: Unity」で女性キャラクターを選択できるオプションをなくしたという例があるが、いっぽうで「Gears of War」シリーズでは「女性キャラクターは必要」と開発陣が述べているなど、パブリッシャによって対応は異なるようだ。
スクエニはFF13で女性主人公を採用しているので、さすがに「女性主人公はNG」とは言わないだろう。スラッシュドットのコメントを読む | ゲーム
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