SAPジャパン、中小企業向けERPパッケージソフトの最新版を提供開始
2015年1月14日 14:31
SAPジャパンは13日、中小企業向けのERPパッケージの最新版である「SAP Business One 9.1」、および「SAP Business One, version for SAP HANA 9.1」を提供開始すると発表した。
今回、リリースされる「SAP Business One」の2つの最新版パッケージに共通して追加されるおもな機能は、「生産時のリソース管理機能の追加」「画面インターフェースの詳細カスタマイズ機能の追加」「複数支店機能の追加」の3機能である。
生産時のリソース管理機能の追加により、生産における能力のボトルネックをあらかじめ解消し、より正確な製造コストの管理が可能となる。
画面インターフェースの詳細カスタマイズ機能の追加により、会社の業務内容にきめこまやかに対応する画面インターフェースの詳細カスタマイズが、ユーザーレベルで可能になる。業務に関連する項目を必要な位置に表示することができるので、業務効率の向上が図れるようになる。
複数支店機能の追加により、データベースを支店ごとに分割する必要がなくなり、複数支店に共通のマスタデータを利用することで、情報の一元管理とシンプルで効率的な複数支店管理が実現できる。
「SAP Business One, version for SAP HANA 9.1」の最新版で提供される機能は、シンプルで使いやすいHTML5ベースのUIアプリSAP Fioriにもとづいた新規のコックピット機能である。
この機能追加で高度なダッシュボードの表示とダッシュボードからアクションへの円滑な推移が可能になる。また、複合ダッシュボードから、さらに別の洞察や伝票起票画面などのアクションを起動でき、業務の効率化と正確な意思決定ができるようになる。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)