インターFM、駐日英国大使館と災害時の放送要請に関する協定を締結
2015年1月10日 15:13
駐日英国大使館は9日、災害時における在日英国人への放送要請に関する協定を、同日インターFMと締結したことをホームページ上で発表した。
この協定により、駐日英国大使館は、災害時における災害防止と被害拡大の防止等を図るための重要事項に関する広報を在日英国人に向けて行うに当たり、インターFMに対して英語による広報活動の放送の無償での協力を要請することができる。
重要事項とは、「駐日英国大使館が配信する在日英国人に向けた援助・推奨・避難勧告を含めた情報」「防災・災害時援助情報」「ライフラインに関する情報」「その他災害時に必要とされる情報」の4項目。
インターFMは、災害対策としての協定を東京都、品川区、港区、目黒区、千葉県、神奈川県、横浜市と締結しており、外国の政府機関との締結は今回の駐日英国大使館が初めてとなる。
現在インターFMは、日本語をはじめ、英語、韓国語など7カ国語で放送。2011年の東日本大震災では、外国語放送局として、英語をはじめとした多言語での情報発信を行った実績を持つ。情報網が寸断される事が予測される大災害時には、ラジオの電波が大きな役割を果たす。
今後も、在日外国人や年々増加している海外からの旅行者に対して援助活動が出来るよう、2020年に開催される東京オリンピックも見据えて準備を進めていくという。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る)