ミクシィ、テスト版アプリの配布サービス「DeployGate」をスピンアウト

2015年1月10日 15:04

 ミクシィは8日、iOS/Androidアプリ提供者向けテスト版配信サービスの「DeployGate」の事業譲渡を行うことを発表した。

 「DeployGate」は、2012年9月からサービスが開始され、同社の新規事業を創出する組織イノベーションセンターが定める基準のもとで事業展開が行われてきた。しかし、事業規模の拡大スピードが遅く、同社が考えているスピード感では今後も事業拡大が期待できないと判断され、今回の事業譲渡の判断に至った。

 事業の譲渡先は、同社の「DeployGate」の事業責任者が、「さらなる可能性を追求したい」と提案し、同社をスピンアウトし「株式会社デプロイゲート」を設立したことから、そこへの譲渡が決定された。譲渡は2月26日を持って行われる。設立される新会社の代表取締役社長は藤﨑友樹氏である。

 「DeployGate」サービスとは、iOSおよびAndroidの開発者や企画者が、自分自身やチームメンバーに対してテスト版アプリをワイヤレスで配付し、また動作ログをリアルタイムで取得することができるテスト版アプリ配信サービスである。

 同サービスがなければ、テスト版アプリを端末で動作確認するには、端末をケーブルでPCに接続してインストール作業を行うなどの手間がかかるが、ケーブルを使う必要もなくテスト版アプリを配付できる。また、テスト版アプリの動作ログやクラッシュレポートなどの各種レポートをリアルタイムで確認することができ、開発者はアプリ改善を迅速に行える。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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