Android 5.0 Lollipop、提供開始2か月が経ってもシェア0.1%に届かず

2015年1月9日 14:41

headless 曰く、 Android Developers Webサイトで公表されているプラットフォームバージョンごとのデータ(1月5日までの7日分)によると、最新版のAndroid 5.0 Lollipopはリストに掲載されておらず、シェアがまだ0.1%に届いていないようだ(Android Developers — DashboardsZDNetSlashdot)。

 このデータは最新の「Playストア」アプリで収集されたもの。アプリが対応するAndroid 2.2 Froyo以降のみが対象となっており、0.1%以下のバージョンはリストに掲載されない。Lollipopは11月上旬に提供が開始されており、バグにより2週間ほど提供が中断しているものの、2か月近く経っても0.1%以下のユーザーしか使っていないことになる。一方、Android 4.4 KitKatは提供開始1か月で1.1%まで増加していたとのこと。KitKatの現在のシェアは39.1%で、APIバージョン別では1位となっている。APIバージョンが16~18の3バージョンに分かれているJelly Bean(Android 4.1.x~4.3)は合計46%を占める。バージョン別では4.1.xが19.2%、4.2.xが20.3%、4.3が6.5%。このほか、Gingerbread(Android 2.3.3~2.3.7)が7.8%、Ice Cream Sandwich(Android 4.0.3~4.0.4)が6.7%、Froyoが0.4%となっている。

 ZDNetの記事ではバグによるパフォーマンス低下といった問題があり、一部のデバイスでは修正版の提供が遅れたことなどからユーザーが様子を見ていると分析。一方、本家/.記事ではWindows XPで十分だからアップグレードしなかったユーザーのように、Androidでも同様のことが起こるのではないかと指摘している。ただし、1年半前の/.J記事では合計60%以上を占めていたGingerbread(36.5%)とIce Cream Sandwich(25.6%)が現在ではそれぞれ1ケタ台に落ちており、端末の買い替えが進めばLollipopのシェアも伸びていくと思われる。所有している端末向けにLollipopが配信されているが、更新していないという方の場合、その理由は何だろう。

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