ダイキン、米国ヒューストンに新拠点を設立 投資額は約4.1億ドル

2015年1月7日 11:37

 ダイキン工業の子会社Goodman社(Goodman Global Group, Inc)は7日、北米における空調事業の中長期的な事業拡大を目指し、米国のヒューストン郊外に新拠点を設立することを決定したと発表した。

 新拠点は、現在Goodman社が米国内に持つ4工場、物流拠点を統合して設立する。また、マーケティング、サポート機能等も新拠点に集約し、部門間の協業を図る。近日中に着工し、2016年中頃の稼動開始を予定している。

 ダイキン工業は、2012年のGoodman社買収以降、双方の強みを活かしながら北米地域における事業を拡大してきた。しかし、さらなる成長をめざすためには生産能力の増強が不可欠だと判断し、今回の新拠点にいたった。

 新拠点においては、Goodman社の生産設備の拡充とともに、世界各地で展開するダイキンの先進的な生産技術の導入や生産効率の大幅な向上によりコスト競争力ある商品の継続的な創出を目指す。また、米国内に分散する4工場と物流拠点を統合し生産・ロジスティックスを一体化することで搬送ゼロ化、部材の共通化による在庫低減、完成品配送の効率化によるリードタイムの大幅短縮等のメリットを生み出すとしている。

 新拠点の概要は、所在地はアメリカ合衆国テキサス州ヒューストン市、投資額は約4.1億ドル、稼動時期は2016年中頃の予定である。住宅用ユニタリ、VRV(ビル用マルチエアコン)、ガスファーネス、エアハンドリングユニット、PTAC(壁埋め込み型) 、ルーフトップ、ミニスプリット(日本式ルームエアコン)などを生産する予定である。

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