ケンウッド、アメリカCES2015に先進技術を搭載したショーカーを展示

2015年1月7日 14:14

 JVCケンウッドは5日、アメリカ・ラスベガスで開催される世界最大級のエレクトロニクス・ショー「2015 International CES」に「KENWOOD」ブースと「JVC」ブースに出展し、同社が事業化に向け開発を進めている先進の「カーオプトロニクス」技術を用いたデジタルコクピットシステム搭載のショーカーを展示すると発表した。

 「カーオプトロニクス」とは、車載用機器にオプトエレクトロニクス技術を用いていること表す同社の造語である。「カーオプトロニクス」の技術紹介として、同社が開発している近未来の車社会におけるドライバーの安全・安心な運転をサポートする「革新的先進運転支援システム(i-ADAS)」が参考出品される。

 展示されるショーカーに搭載されるデジタルコクピットシステムでは、フロントガラスにフルカラーで高精細な安全運転支援情報などを表示する「高精細ヘッドアップディスプレイ」、さまざまなディスプレイレイアウトを実現するフルカラーの「次世代電子メーター」、従来のサイドミラーをカメラとディスプレイに置き換え、運転中の視野内でミラーの映像を提供する「高品位・高画質電子ミラー」、車の上方から見た360 度の映像を提供する「高視認全周囲俯瞰(ふかん)カメラシステム」、夜間走行時に前方歩行者を素早く検知し安全運転を支援する「遠赤外線(FIR)カメラシステム」、ナビゲーション情報などを映し出す「インフォテインメント・ディスプレイ」が紹介される。

 その他、今年の新商品として「KENWOOD」と「JVC」のブースに分かれて、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応するディスプレイオーディオや多機能な1DIN CDレシーバーや新設計の2DIN CDレシーバー、AVレシーバー。ヘッドホン、業務用4Kメモリーカードカメラレコーダーなどが展示される。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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