2015年、その作品が新たにパブリックドメインとなる著者たち
2015年1月6日 16:13
insiderman 曰く、 青空文庫が、毎年恒例の「新たにパブリック・ドメイン入りした著者の作品」と、その公開を伝えている(カレントウェアネス)。
今回新たに青空文庫で公開されたのは、佐藤春夫や三代目三遊亭金馬、三好達治などの作品10作品。なお、これら作者の作品の本格的な公開は作業上の都合から2月以降になるという。
また、海外の著者に関してはこちらも例年通り、Public Domain Reviewがまとめている。欧州などでは著作権保護期間が死後70年となっていることもあり、こちらでは死後50年および70年が経過した作家についてが掲載されているが、著名なものとしては「ジェームズ・ボンド」シリーズの作者であるイアン・フレミングや「沈黙の春」で知られるレイチェル・カーソンなどが死後50年、ジャズミュージシャンのグレン・ミラー、「星の王子様」などで知られるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ、「ムンクの叫び」で知られるエドヴァルド・ムンクなどが死後70年経過となるという。
なお、日本での著作権保護期間は今のところ死後50年だが、海外の作家の場合戦時加算があるため、死後50年が経過していても著作権保護期間内である場合があるので注意が必要だ。
昨今は著作権切れコンテンツの公開についてもクレームが入るような時代だが、これを機に今まで知らなかった作品に触れてみてはいかがだろうか。
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