(中国)深セン・香港の「相互乗り入れ」、李首相が解禁に前向き発言
2015年1月5日 13:48
*13:49JST (中国)深セン・香港の「相互乗り入れ」、李首相が解禁に前向き発言
中国の李克強・首相は5日、深センと香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)に前向きな姿勢を示した。上海と香港の「相互乗り入れ」がすでに実現したことに言及した上で、深センも解禁されるべき——と強調したという。深セン特区報が公式ミニブログで伝えた。
上海と香港の「相互乗り入れ」は2014年11月17日、正式にスタートしている。これまで上海A株への投資は、中国本土の投資家と適格外国機関投資家(QFII)に限って認められていたが、「相互乗り入れ」の解禁で域外の一般投資家も香港経由で上海A株に投資することが可能となった。解禁当初は「上海→香港」への投資が低水準にとどまるなど、低調な滑り出しとなったが、中国が予想外の利下げ(11月21日発表)に踏み切った後は、相場への資金流入を後押しする一因になっている。
【亜州IR】《ZN》