タカ派のラストメッセージ:早期に利上げすべし

2015年1月2日 15:37


*15:37JST タカ派のラストメッセージ:早期に利上げすべし
今年2015年3月1日付けで退任するタカ派のプロッサー米フィラデルフィア地区連銀総裁は、米国連邦準備理事会(FRB)が2006年頃に開発したモデル「動学的最適化推定(Estimated Dynamic Optimization)」では、直ちに利上げに澄み切る必要がある、と示唆した。

この予測モデルでは、金利は2014年第4・四半期にゼロ%近辺から0.5%に、2015年第2・四半期までには1.1%に上昇する必要があることが示されている、と述べつつ、米国連邦準備理事会(FRB)が利上げを2015年に入ってからかなり経った時点まで先延ばしにすれば、将来的に一段と積極的な金融政策を導入する必要に迫られるリスクが発生すると警告した。

ハト派のイエレンFRB議長は、利上げの開始を2015年4月以降と示唆しており、それまでは「忍耐強く」見極める、と表明している。

タカ派のプロッサー米フィラデルフィア地区連銀総裁のラストメッセージは、「忍耐」は不要とのことになっている。《MY》

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