2015年元旦は太平洋側で初日の出が期待=日本気象協会
2014年12月26日 14:30
日本気象協会は25日、2014年から2015年の年末年始の天気に関する情報(JWA10日間予報)を発表した。
北海道・東北、北陸~九州北部(日本海側)は、27日は移動性高気圧に覆われて、晴れる所が多い。28日から29日にかけては低気圧が通過する影響で雨となり、北陸や東北は標高の高いところで、北海道では平地でも雪になる見込み。特に、北海道東部では猛ふぶきになりホワイトアウトが発生して視界がかなり悪くなる恐れもあるので、荒天時の車の運転や外出に注意を呼び掛けている。
30日から1月4日は年越し寒波の影響で、北海道から北陸を中心に、雪や雨の降る日が多くなる模様だ。特に、30日から1月1日は冬型の気圧配置が強まり、大雪や強風、ふぶきによる交通障害に注意が必要だとしている。交通機関の乱れも予想されるので、帰省やUターンの際は交通情報に注意を呼び掛けている。また、すでに多くの雪が積もっている地域でさらに雪が降り積もる見込みだという。
関東~九州南部(太平洋側)は、27日は移動性高気圧に覆われて、晴れる所が多い。28日から29日は、低気圧が急発達しながら日本付近を通過するため雨となり、風も強まる見込み。甲信地方や関東北部の標高の高いところでは、雪になるところもある。普段雪の少ないところでも降雪となるため、車の運転の際は冬用タイヤの着用やスベリ止めの携行など、しっかりとした装備で安全運転が必要だとしている。
その後、30日から1月4日にかけては、広い範囲で晴れる日が多くなる。ただし、平年より気温が低い日が多く、冷え込みが厳しくなる日もある見込み。なお、1月3日は東京で雪が予想されているが、降っても弱く、大雪になる可能性は小さい。
南西諸島は、27日と28日は、低気圧の通過に伴い雨となる。29日から1月1日にかけては、特に大きな天気の崩れはなく晴れまたは曇りとなる見込みだ。1月2日から4日は、再び雨の降りやすい天気となる。気温は、平年より低くなる日が多く、朝晩を中心にヒンヤリと感じる日もあるとしている。
1月1日の朝は、太平洋側の地域で広く晴れる見込み。南西諸島でも概ね晴れる。これらの地域では、初日の出が期待できそうだという。日本(離島を除く)で最も初日の出の早い犬吠埼(千葉)や、東京スカイツリーからも、太平洋から昇る初日の出が見られるという。一方で、日本海側の地域は雲が広がり、初日の出を見ることは難しそうだとしている。