【銘柄フラッシュ】東洋合成が急伸し新規上場3銘柄は2銘柄が初値持ち越す

2014年12月25日 16:24

 25日は、12月期末配当や優待を確保する権利付最終日だったが、東証1部の売買代金は13時を回っても1兆円台に乗らず、欧米投資家がXマス休暇とあって商いが低調。

 前場堅調だったキヤノン <7751> が後場は軟調になり0.05%安など、12月配当銘柄の動きはマチマチだった。中で、明治ホールディングス <2269> は2.1%高となり高値を更新。優先株の処理完了が伝えられた三井住友建設 <1821> は3.8%高と高い。

 日本エンタープライズ <4829> は格安スマートフォン向けの使い放題アプリ発表を材料に4.4%高、スマートEブック <2330> (JQS)は地方創生関連株とされて4.5%高と反発し、東洋合成工業 <4970> は業績予想の増額を好感して29.7%高の急出直りとなった。

◆本日は3銘柄が新規上場

・カヤック <3904> (東マ)は累計400万ダウンロードを超えたゲーム「ぼくらの甲子園」などを世に出し、前場は買い気配のまま値がつかず、公開価格560円に対し70%高の952円で買い先行。大引けも1288円で買い気配。 ・エクストリーム <6033> (東マ)はゲーム開発エンジニア派遣などを行ない、前場は公開価格1400円を70%上回る2380円で買い気配。大引けも3220円で買い気配。 ・東京ボード工業 <7815> (東2)は、9時12分に公開価格2180円に対し8%安の2005円で初値をつけ、安値は2005円、高値は2060円、終値は2018円。

 東証1部の値上がり率1位はネクスト <2120> の7.3%高となり不動産情報サイトの掲載物件数増加などを材料視、2位はアデランス <8170> の6.3%高となり投資ファンドの撤退を好感、3位は神戸物産 <3038> の5.7%高となり2015年2月1日付けの株式分割に期待が強まった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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