知的財産法の研究者らが連名で「ハイスコアガール」の著作権侵害をめぐる刑事手続きに反対する声明
2014年12月23日 12:53
漫画「ハイスコアガール」での著作権侵害をめぐって刑事手続きが進められていることについて22日、知的財産法の研究者など27名が連名で反対する声明を出した(声明文: PDF、ねとらぼの記事、INTERNET Watchの記事、ハフィントンポストの記事)。
声明では問題となっているキャラクターの類似性が認められない可能性や、適法な引用に該当する可能性があるなどと指摘。明らかな著作権侵害行為が行われている場合、刑事罰・刑事手続きは実効性の点で重要な意義を有するとしつつ、本件のように著作権侵害の成否が明らかでないにもかかわらず強制捜査や公訴の提起等の刑事手続きが進められることは、「今後の漫画・アニメ・ゲーム・小説・映画等あらゆる表現活動に対して重大な委縮効果をもたらし、憲法の保障する表現の自由に抵触し、著作権法の目的である文化の発展を阻害することとなりかねない」としている。 スラッシュドットのコメントを読む | YROセクション | 日本 | 犯罪 | 法廷 | YRO | アニメ・マンガ | 著作権 | ゲーム
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