あなたも「オタク」ですか? 23%が認識 未婚率は67%
2014年12月21日 21:28
東京・秋葉原は、かつては世界最大の電気街として国際的に有名で、日本人だけではなく、外国人観光客でにぎわっていた。それが今では、「オタク」の聖地として、国内外の「オタク」でにぎわっている。今や「オタク」文化は日本を代表する文化と言っていいだろう。株式会社矢野経済研究所は、国内の「オタク」市場に関する調査を実施、9日その結果を発表した。
2013年度の「オタク」市場を分野別に見ると、アイドル市場は前年度比 19.9%増の863億円、ボーカロイド市場は同19.2%増の87億円、トイガン(エアソフトガン及びモデルガン)市場は同23.1%増の80億円とおよそ2割程度拡大した。
また、調査に関連した消費者アンケート調査によると、「自分を『オタク』だと思いますか、もしくは人から『オタク』と言われたことはありますか」という質問に対し、「オタク」を自認する、もしくは第三者から「オタク」と認知されている層は 23%であった。
さらに、上述アンケートにて、オタクと認識している層のなかで既婚者(過去に結婚有を含む)層は 33%であったのに対し、未婚者(現在及び過去の恋人の有無を問わず)層は 67%であった。
この調査に関連したアンケート調査からオタクとされる層について、19分野別に一人あたりの年間平均消費金額を算出したところ、「アイドル市場」において 9万4,738円と最も高い金額を示した。アイドル市場においてはこうした一人あたりの消費金額の高さも市場拡大に貢献しているものと推察するとしている。
この調査は、2014年8月~10月に実施された。 調査対象は、アニメ/漫画(電子コミック含む)/ライトノベル/同人誌/プラモデル/フィギュア/ドール/鉄道模型/アイドル/プロレス/コスプレ衣装/メイド・コスプレ関連サービス(メイド喫茶・居酒屋・マッサージ、コスプレ飲食店、コンセプトカフェ等)/オンラインゲーム/アダルトゲーム/AV(アダルトビデオ・DVD、ダウンロードコンテンツ含む)/恋愛ゲーム/ボーイズラブ/ボーカロイド(関連商品含む)/トイガン関連商品を扱う事業者、及び業界団体等である。調査方法は、同社専門研究員による直接面談及び、電話・FAX によるヒアリング、インターネット調査、文献調査を併用した。(編集担当:慶尾六郎)