NEC、フルハイビジョン超高感度撮影を実現する旋回装置一体型カメラを販売

2014年12月18日 22:47

 NECは18日、カメラとレンズ、高速旋回装置を組み合わせた旋回装置一体型カメラで初めて、フルハイビジョン超高感度撮影を実現する新製品「NT-S370シリーズ」「NT-S970シリーズ」の2機種4モデルを同日より発売すると発表した。

 これらの新製品は、同社独自の映像鮮明化技術を活用し、霧・もやが発生した悪天候な状況下でもクリアな視認性を確保できる「霞低減機能」や夜間や暗所などで撮影する際に発生するノイズを最小限に抑える「ノイズ低減機能」を搭載。昼間、夜間を問わず、高感度・低ノイズな映像撮影を実現した。

 同社は、本製品で高速旋回可能な一体型カメラで初めて220万画素のフルハイビジョンCMOSセンサを採用し、超高感度撮影を実現したほか、0.1倍刻みで倍率設定が可能な10倍のデジタルズーム機能など搭載し、昼夜連続撮影機能の充実を図った。

 同社は本製品を、公共施設や港湾などにおける映像監視用や、高所に設置する防災用など、社会インフラにおける様々なシーンや用途に向けて販売し、今後3年間で国内外1,000台の出荷を目指すという。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る

関連記事

最新記事