【銘柄フラッシュ】トライアイズなど急伸し新規上場の5銘柄すべて初値つく

2014年12月16日 16:54

 16日は、原油安とロシア通貨ルーブルの下落、これを受けた欧州株の軒並み大幅安などを受け、ロシア関連株とされるJT<2914>(東1)が2.8%安となり10月21日以来の3400円割れとなり、マツダ<7261>(東1)は3.7%安。海運株や大手商社株、鉄鋼株なども軒並み安となり、商船三井<9104>(東1)は3.5%安、三菱商事<8058>(東1)は3.1%安。

 中で、スカイマーク<9204>(東1)は他社との提携期待から22.6%高の急伸。原油安が追い風のフジッコ<2908>(東1)は2.6%高だが4日連続高値となり、ジャパンディスプレイ<6740>(東1)はメリルリンチ日本証券が目標株価を50円引き上げて383円にしたとされて3.6%高の反発。業績好調のTASAKI<7968>(東1)は2.5%高。また、上場3日目のクラウドワークス<3900>(東マ)は22.4%高で高値更新となり、9月上場のリアルワールド<3691>(東マ)も10.9%高と戻りを強め、トライアイズ<4840>(JQG)は昨日の業績予想の増額修正を好感して26.1%ストップ高となった。

 本日は5銘柄が新規上場となり、すべてに初日で初値がついた。 ・SFPダイニング<3198>(東2、売買単位100株)は手羽先から揚げ専門店「鳥良」など展開し、公開価格1940円に対し初値は1620円、高値は1655円で終値は1410円。 ・マークラインズ<3901>(JQS、売買単位100株)は自動車産業に関する情報サイトなど運営し、公開価格1980円に対し初値は3510円、高値は3670円で終値は2810円。 ・メディカル・データ・ビジョン<3902>(東マ、売買単位100株)は医療機関の経営支援ソフト開発や関連サービスを行い、14時48分に公開価格5180円に対し2.3倍の1万2220円で初値がつき、高値・終値とも1万5220円。 ・アトラ<6029>(東マ、売買単位100株)は「ほねつぎ」ブランドで鍼灸接骨院チェーンを展開し、公開価格740円に対し初値は1313円、高値は1598円で終値は1013円。 ・U-NEXT<9418>(東マ、売買単位100株)は映像や音楽配信などを行ない、公開価格3000円に対し初値は3950円、高値は4650円、終値も4650円の高値引けとなった。

 東証1部の値上がり率1位はスカイマーク<9204>(東1)の22.6%高となり他社との提携期待から続伸。2位は神戸物産<3038>(東1)の16.6%高となり自社株買い発表を好感、3位のフジクラ<5803>(東1)も自社株買い発表を好感して7.4%高となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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