14年の国内インターネット利用者数、PCサイトのトップ10は軒並み2ケタ減
2014年12月16日 20:36
ニールセンは16日、スマートフォンとPC版インターネットの視聴率データをもとに、2014年の日本におけるスマートフォンとPCの2スクリーンでのインターネットサービス利用者数ランキングを発表した。
2013年から様々なインターネットサービスの利用がPCからスマートフォンへ移行しており、今年はそれがさらに進んだ一年となった。
PCからの利用者数の多い上位10位内のサービスをみると、その全てが2013年と比べて2桁減少。2013年時点ではPCからの利用者数を維持していた「楽天」や「アマゾン」(Amazon)などのECサイトや「ユーチューブ」(YouTube)などの動画カテゴリでも、2014年はPCからの利用者数が大きく減少した。一方スマートフォンは、月間のインターネット利用者数が2013年10月時点から約900万人増加し、2014年10月時点で約4,400万人にまで拡大した。
アプリケーションとウェブブラウザからの利用で利用者数が多かったサービスを見ると、1位の「グーグル」(Google)と2位の「ヤフー」(Yahoo!)ともに月間約3,400万人が利用しており、僅差で競うかたちとなった。
スマートフォンのアプリの利用状況を見ると、もっとも利用者数がの多かったのは2年連続「ライン」(LINE)で、昨年の月間平均利用者数から約1,000万人増加し、約3,100万人が利用していた。上位10位内のアプリの中では、「ライン」と「ツイッター」(Twitter)「ヤフージャパン」(Yahoo! JAPAN)の3アプリが、他のアプリと比べ昨年から大きく利用者数を増やしていた。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る)