パナソニック、照明1台ごとの明るさと色温度を制御できる「マルチ調光調色システム」を発売

2014年12月15日 14:49

 パナソニックは12日、自社の環境ソリューション分野を担うエコソリューションズ社が、オフィスや店舗で照明器具1台ごとの明るさと色温度を自在に制御できる「マルチ調光調色システム」を来年1月1日から順次発売すると発表した。

 今回発売される「マルチ調光調色システム」は、専用照明器具、専用コントローラ、設定用タブレットなどで構成され、通信機能を内蔵した照明器具1台ごとにアドレスを付加することで、個別に明るさと色温度を制御。照明制御区分を変更するときに必要だった配線工事が不要な“レイアウトフリー”を実現した。

 タブレットで、色温度や明るさ、照明制御区分の複雑な変更も、現場で確認しながら直感的な操作で簡単に設定でき、時間の流れや季節に合わせたタイムスケジュール制御により、オフィスの日中は、外光を活用して窓側だけ照度を落とすなど、大幅な省エネも実現。店舗ではシーズンに合わせて光色を変化させ、売場の雰囲気に季節感を加えることができるなどの利点がある。

 パナソニックは、本製品により空間価値を高める照明演出を実現し、LED照明市場に新しい価値を提案するとしている。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る

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