第一三共エスファ、ジェネリック医薬品3成分9品目を発売
2014年12月12日 15:58
第一三共は12日、国内子会社でジェネリック医薬品事業を担う第一三共エスファが、ジェネリック医薬品3成分9品目を同日より発売すると発表した。
発売するのは、広範囲経口抗菌製剤の「レボフロキサシン錠250mg、錠500mg、細粒10% DSEP」、持続性アンジオテンシンII受容体拮抗剤の「カンデサルタン錠2mg、錠4mg、錠8mg、錠12mg DSEP」、抗悪性腫瘍剤の「オキサリプラチン点滴静注液50mg、点滴静注液100mg DSEP」。
レボフロキサシンは、同社が製造販売する広範囲経口抗菌製剤「クラビット錠250mg、500mg、細粒10%」(一般名:レボフロキサシン水和物、」)と原薬・添加物・製造方法が同一のオーソライズドジェネリックとなる。
今後、第一三共エスファは、第一三共と連携して患者や医療関係者の需要に対応し、抗菌薬の適正使用を推進していく。一方、第一三共は、クラビットについて、これまで蓄積された使用成績に基づき、引き続き医療関係者へ有効性と安全性に関する情報提供活動に努めるという。
第一三共エスファは、これまで第一三共グループの品質管理基準に基づいた品質レベルを維持しつつ、世界で初めて錠剤へのレーザー両面印刷に取り組むなど、製品の付加価値向上に注力してきた。今後は、これらの取り組みに加えて、オーソライズドジェネリックを製品ラインナップに加えることで、ジェネリック医薬品を希望する医療機関や患者の幅広いニーズに応えていきたいとしている。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る)