Amazon、日本語Kindle書籍の「書籍の骨格」を映し出す新機能「X-Ray」を提供開始
2014年12月12日 14:57
Amazonは12日、同日より販売中の日本語Kindle書籍に対し、新機能「X-Ray」の提供を開始すると発表した。
「X-Ray」は、電子書籍内の登場人物や地名、画像といった「書籍の骨格」をレントゲンのように映し出すKindle独自のサービスである。読書中に「X-Ray」ボタンを押すと、書籍に含まれる主要キーワードが「人物」「トピック」「画像」に分類され、一覧とともに、そのキーワードが書籍内のどのあたりに出てきたかを示すバー付きで表示される。「人物」「トピック」についてはWikipediaから抜粋した説明記事が掲載される。このインターフェースにより、読者は作品の骨格を容易に理解できる。
当初、既存の英語書籍1万5,000冊に加え、古典「三国志」シリーズ(吉川英治著)からロングセラーの「竜馬がゆく」(司馬遼太郎著)まで、厳選した日本語の人気書籍1,500冊以上を取り揃える。今後も順次人気作品を中心に品揃えを拡大していく予定だ。
なお、すでに購入しているKindle書籍についても、「X-Ray」の対象になると自動的にアップデートされ、以後「X-Ray」を利用できるようになるという。