【銘柄フラッシュ】トミタ電機など急伸し新規上場4銘柄はそろって強い

2014年12月11日 16:49

 11日は、円相場が午前中の1ドル117円台から後場118円台の円安基調になったため、朝方に下げた銘柄が次第に値を戻す展開となり、日立製作所<6501>(東1)は朝方の1.8%安から10時過ぎには堅調に転換して大引けは1.2%高、北米市場の比重が大きい富士重工業<7270>(東1)は朝方の4.0%安から回復して大引けは0.7%高となった。

 ただ、NY株の急落後だけに、固有の期待材料の出た銘柄や海外情勢の影響が小さい銘柄に注目する動きが強く、マーベラス<7844>(東1)はこのところオンラインゲーム株の中で売買代金が突出して活況なため週明けまでの高値更新相場が再燃する期待が強く8.0%高、コロプラ<3668>(東1)は7.5%高。トミタ電機<6898>(JQS)は第3四半期決算が好調で32.0%ストップ高、エン・ジャパン<4849>(JQS)はSMBC日興証券による新規投資評価開始と本日発表の第2四半期決算への期待で13.4%高、電子決済システムなどのフライトシステムコンサルティング<3753>(東マ)は米国に子会社を設立と伝えられて後場急伸し15.6%ストップ高。

 本日は新規上場が4銘柄あり、前場は4銘柄とも買い気配のまま初値がつかなかった。後場、スマートフォンアプリ(応用ソフト)向け広告のGMO TECH<6026>(東マ)が13時6分に公開価格5800円に対し2.4倍の1万3640円で初値をつけ、続いてアウトドア、登山用品などのスノーピーク<7816>(東マ)が14時24分に公開価格2300円に対し2.3倍の5390円で初値をつけた。中古ビルのリフォーム再販などのビーロット<3452>(東マ)は公開価格2010円に対し4625円の買い気配で終わり、弁護士ドットコム<6027>(東マ)は公開価格1230円に対し大引けは2829円の買い気配となり、初値を明日に持ち越した。

 東証1部の値上がり率1位は昨日に続いてヘリオス テクノ ホールディング<6927>(東1)となり業績上ぶれの期待などが言われて2日連続ストップ高の18.4%高、2位も昨日に続いてスカイマーク<9204>(東1)となり12.6%高は投資ファンドの出資期待やANAホールディングス<9202>(東1)との提携観測などを好感して7月に急落する前の300円台を回復、3位は前出・マーベラス<7844>(東1)の8.0%高だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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