2020年のスマホ・タブレット契約数は1億3400万台 廉価版スマホが3割に=シード・プランニング

2014年12月10日 14:26

 市場調査・コンサルティング会社シード・プランニングは9日、スマートフォン・タブレット向けサービスに関する調査を実施し、2020年までの展望をまとめた。

 それによると、国内のモバイル通信のハンドセット端末加入数は、2013年度で約1億2,500万加入で、2020年には1億7千3,400万加入になると予測した。また、これまでのフィーチャーフォンは2016年度で終了し、Androidなどを搭載した新型フィーチャーフォン、つまりスマートフォンに転換する見込みで、使用中のフィーチャーフォンは残るものの通信方式はLTEに転換する方向だという。

 また、2020年までのスマホ・タブレット向けサービスの市場は、スマートフォン市場の分化が進み、廉価版スマートフォンが加入契約数で3,500万台、スマートフォン加入契約数全体の30%を占めると予測した。さらに、「廉価版スマートフォン」、「アプリストア」、「SNS系サービス」、「動画利用」、「複数台利用」、「決済」、「Wi-Fi利用」、「アクセサリー」などのサービスが伸長するとした。

 この調査は、スマートフォン・タブレット端末の普及動向、通信キャリアのサービス事業動向、廉価版スマートフォンサービス参入企業動向などを総合的に調査するとともに、スマートフォン利用者で月額1万円以上のARPU者400人に対するアンケート調査結果も加え、2020年までのスマートフォン・タブレット端末向けのサービス動向を予測したもの。

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